裾野駅徒歩3分の矯正歯科専門医院です。キレイな歯並び・キチンとした噛み合わせのための矯正治療を行います。近隣の沼津市や長泉町からもどうぞ。
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FAQ
マルチブラケット治療に関してよくあるご質問をご紹介します。
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マルチブラケット治療は、
『親知らず以外の大人の歯がすべて生えてから』
始めることが可能です。
最後に生える永久歯は12歳臼歯です。12歳ころに生えはじめ、13~4歳くらいで生え終わります。ですのでこのタイミングより後であれば開始はいつでもいいことになります。
また基本的に年齢だけから判断する上限はありません。中学生以降であれば何歳でもマルチブラケット治療は可能ですが、歯の根っこの長さや歯の周りの骨が十分にある、などという条件は必要です。
診断にて治療方針が決まるといよいよ治療開始となります。
ただすぐにブラケット装置が付くかどうかは、患者さまの症例としての特徴や治療の手順などによって異なります。
以下に要素を挙げます。
むし歯
むし歯がある場合、ブラケット装置は付けることが出来ません。むし歯をすべて治してからの装置装着となります。そのため、むし歯の本数が多い場合や程度が大きい場合は装置装着までに時間がかかることになります。
親知らず
矯正治療上必要あるいは治療を進めるのには必須ではないものの、親知らずを抜くことがあります。親知らずを抜く場合、仮に一つまたは二つ前の歯にブラケット装置が付いていると、親知らずをうまく抜けない場合があります。その場合は、親知らずを抜いてからマルチブラケット装置の装着となります。
最初に抜歯
抜歯が終わってからそれ以外の歯に装置を付けることもあれば、抜歯を伴う矯正治療であっても抜歯予定の歯にブラケットをさしあたっては装着し、あとで抜くという進め方もあります。
マルチブラケット装置以外の装置から始まる
マルチブラケット治療の適応は中学生以降です。ですが中学生以降であれば必ずしもマルチブラケット治療からスタートになるとは限りません。
歯列の幅が狭い方はまず幅を拡げる、奥歯が前に来てしまっている方はまず奥歯を後ろに戻す、ということを別の装置を使って行うこともあります。
症例によるところも大きいですが、平均で2~3年ほどです。
おおよそのところは診断時にお伝え出来ますが、実際の歯の動きやすさ・にくさなどは歯に装置を装着し歯を動かしてからでないと分かりません。当然歯が動きやすい方の方が期間も短く、動きにくい方の方が期間は長くなるでしょう。
また来院間隔は、ひと月半~2ヶ月ほどとなります。
当院ではマルチブラケット装置の種類として、
・通常のブラケット装置
・目立ちにくホワイトブラケット(ホワイトワイヤー)
による施術が可能です。
通常のブラケット装置でも透明なブラケットを使用しますので、これまでの矯正治療のイメージである『金属がギラギラしている』という感じにはならないと思います。
白いブラケットと白いワイヤーにより目立ちにくくなります。しかし歯の表に装置がつくことに変わりはないため、全く見えないということにはなりませんし、感じ方によっては通常の装置とあまり変わらないと捉える方もいらっしゃるでしょう。
マルチブラケット治療での通院間隔は、ひと月半~2ヶ月です。
毎回の来院の際ワイヤーの交換や調整などをします。これにより歯に力がかかり歯は動こうとするため、調整後4〜5日は歯が痛くなります(なることが多いです)。
治療の最初は歯列に凸凹が多い状態です。治療の中盤以降のまっすぐの歯列にまっすぐのワイヤーを装着する場合に比べ、ワイヤーはかなりたわんだ状態で装着されますし、個々の歯が移動する割合も多くなります。ですので治療の初期は痛みが多く出る傾向にあります。
しかし来院間隔は少なくともひと月半はありますから、次の来院までの残り日数は痛みなく過ごせることになります。そして次の来院での調整後また4、5日痛くなり、、、の繰り返しになるでしょう。
毎回の治療後に必ず痛みが出るとは限りませんが、私生活が忙しい際は通院自体が負担になることもあるでしょう。
マルチブラケット治療での通院間隔はひと月〜ひと月半(4週〜6週)です。来院間隔には幅がありますから、テスト期間中や大会前の練習が忙しい時期などの来院をずらすこともできます。
当然ですが、矯正治療をする方が全員抜歯が必要なわけではもちろんありません。
大まかに言えば、
歯列の凸凹や出っ歯さんの程度が少ない場合・・・歯を抜かない矯正
歯列の凸凹や出っ歯さんの程度が大きい、口元の突出を改善したい、口が閉じにくいので閉じやすくしたい・・・歯を抜く矯正
歯列の凸凹が少しあってかつ出っ歯さんの程度も少しある・・・歯を抜く、抜かない矯正のボーダーライン
となるでしょう。
ただこれは先にも書きましたが、あくまで大雑把な分類です。アンカースクリューを用いた遠心移動を行ったりIPRを併用したりすることで、抜歯適応の症例が非抜歯で治療できることも稀ではありません。
ただ逆にすべての症例が非抜歯で治療できるというわけでもありません。
ですので矯正治療=抜歯ではなく、抜歯か非抜歯かは、患者さまの矯正治療で獲得したいゴールはどこかという点や、精密検査の結果などを踏まえた上で決定されることになります。
以下のように分類できるでしょう。
○矯正治療上抜く必要のある親知らず
・歯列の遠心移動を行うことが必要な場合、親知らずは抜く必要があります。
・手前にある12歳臼歯が、親知らずによって不正な位置へ追いやられていることがあります。親知らずがあると、この12歳臼歯は正しい位置に戻れません。
○矯正治療上は抜く必要はないが、抜いた方がよい親知らず
親知らずの存在が、これから行おうとしている矯正治療そのものへの妨げにはならないが、その他の理由(虫歯や歯周病、智歯周囲炎、矯正治療後の歯並びへの影響など)で抜いた方がよいもの、という位置づけです。
・真横を向いていて、頭が半分歯茎から顔を出している
・真横を向いているもののまだ骨の中。しかし歯列を押す力によって、歯列不正を引き起こす可能性がある場合
○矯正治療上もそれ以外の理由でも抜く必要のない親知らず
上記以外の親知らずということになります。
○矯正治療上抜かない方がよい親知らず
・受け口で下の小臼歯の抜歯が必要な場合。もし下の親知らずを抜いてしまうと、この方法での矯正治療ができなくなることがあります。
・第一大臼歯に大きな根っこの病変がある(過去にむし歯が進行し根っこの治療をした歯など)場合、予後不良な第一大臼歯を抜いて親知らずを生やしてくる方法などもあります。当然親知らずが存在していなければこの方法は選択されません。
以上のような判断基準もあることから、矯正治療を考えている方で親知らずを抜くことも検討されている方は、矯正歯科医の見解を聞くことをお勧めします。
何を食べてはダメというものはありません。
しかし注意を要するものはいくつかあります。
・初期の調整後は『豆腐を噛んでも痛い』と表現される方もいます。
→いわゆる歯が動く痛みですが、食べ物を噛む以前に上の歯と下の歯が当たっただけで痛い、というのが実際のところです。一番痛いときはウィダーインゼリーやプリンを食べていた、という声は患者さまからよく聞きます。
・硬いもの全般(せんべい、飴を噛む場合など)
→硬いものを『歯と歯』ではなく『歯とブラケット装置』同士で噛んでしまうと装置が歯から外れてしまうことがあります。
・粘着性の強い食べ物(飴やガム、ハイチュウなど)
→装置が歯から剥がされるように取れることがあります。
・色の強い食べ物や飲み物(カレーやコーヒーなど)
→来院時、次の来院(一か月後)までお口の中にあり続けるゴムを歯にかけることがあります。このゴムは最初は透明ですが、透明なだけにとても着色しやすいです。カレーを食べると”黄色いゴム”をかけたかのように色が移ります。ゴムの持つ引っ張る力がそれで減衰するわけではありませんから、効果の上では問題ありませんが、見た目を気にされる方でカレーを食べたい方は、次回来院の近くで召し上がられることをお勧めします。
・線維性のもの(ホウレンソウなど軟らかく芯のありまとわりつくもの)
→これ自体食べても装置が取れる心配等はありません。しかし装置に絡みつきやすいです。そのため、装置に絡みついたものを取ろうとして、不意に強い力がかかり装置を外してしまうとか、装置とワイヤーを結びつける結紮線の断端を飛び出させてしまったりとかいうトラブルを惹起しやすくなります。
色々な対応パターンがあります。
装置が外れたことで、
・痛みがあるかないか(日常生活に支障があるかないか)
・外れたままでいると治療に遅れが出るか
さらには、
・その患者さまの次回来院までの日数が長いか短いか、通院距離は?
などを総合的に判断し、指示を出させていただきます。
痛みがなく、外れたままでいても予定している次回来院が3日後などであったり、または次回来院がだいぶ先でも治療に影響が出ない部分であれば、緊急来院いただかずともご予約通りの通常来院で問題ない場合もあります。
逆に遠方であっても、痛みが強かったり治療に著しい影響が出るような場合には、ご来院いただくことをお願いしています。
ですので状況に応じてさせていただく対応が異なります。
診療時間内であればお電話の方が対応がスムーズかと思います。お電話が難しい場合あるいは診療時間外であれば、『緊急対応フォーム』からご連絡ください。
装置が取れた、外れた、痛いなどの際はまずはご一報いただければと思います。
緊急対応のご予約はこちらになります。
ですが、矯正治療をお考えの方はまずは一度矯正歯科を受診した方が良いでしょう。
むし歯がある歯には原則としてブラケット装置を付けることが出来ません。歯のブラケット装置を付けるまさにその部分にむし歯がなくても(装置を付けるところから少し離れたところのむし歯でも)、治すことが必要です。
矯正治療を検討中ではあっても、すぐすぐ始めることをお考えでない方は、ご自分で歯科医院に行かれて先に治してしまわれるのもいいでしょう。
注意が必要なのは、矯正治療を始めることを近々検討している方の場合です。
歯に付けるブラケット装置ですが、金属さらにはセラミックへの接着力は著しく低いです。ですので、それら被せの歯にブラケット装置をつけたとしても、歯(被せ)からの脱離が頻繁に起こってしまいます。
取れてしまった装置は、付け直す必要がありますから、その都度矯正歯科に来院しなければならなくなりますし、装置が外れてばかりのその歯には動かす力があまりかからないことになりますから、治療にも遅れが出ます。
ですので初診相談時、セラミックで修復されている歯がもともとある方には、
『セラミックの修復をいったんプラスチックの被せに戻すことが必要かもしれない』
旨をお伝えすることもあるくらいです。
いったんプラスチックの被せにしてしまうと元のセラミックの被せは再利用できません。となるとセラミックの被せは、矯正治療終了後に新しく作り直しです。また同じだけの費用がかかってしまいます。
このような実際的な内容を、当然ですが患者さんはご存じありません。実際に数か月前にセラミックで前歯を治した、という患者さんが初診相談に来られることも稀ではありません。
ですので矯正治療をすることがおよそ確定的であるならば、むし歯の治療前にまず矯正歯科を受診したほうがいいかもしれません。
そして矯正診断後に、むし歯のある場所、治し方、被せの種類などを指示した紹介状を矯正歯科医院からもらい、それをお持ちになってかかりつけ等の歯科医院にむし歯治療に行くのがベターでしょう。
当院では、丁寧で確実な矯正治療を行うことを心がけております。
提供する診療内容からむし歯処置などの一般診療を省き、矯正治療のみに特化することで、
『患者さまおひとりおひとりに必要な矯正治療の時間をしっかり確保』
するためです。
そのためむし歯処置や抜歯に関しては、すでにかかりつけのある歯科医院にそのまま継続していただくかたちになります。(もちろん、どのむし歯かやどの歯の抜歯かはご紹介状を担当歯科医院にお出し致します。)かかりつけ医がない場合は、こちらからお住まいのお近くの歯科医院などを紹介させていただくことも可能です。
複雑な形態をしたブラケットが歯に付きますから、プラークが付着しやすくなりかつ歯磨きもしにくくなります。
するとむし歯になりやすくなります。
ですので治療期間中のご家庭で、患者さまに一番頑張ってほしいのは『歯磨き』です。
矯正治療中の通院はひと月半~2ヶ月に一度です。その際クリーニングやむし歯のチェックももちろん行います。しかし当然ながらそのクリーニングの効果は次の来院まで”もつ”わけではありません。
来院以外の残り日数はご家庭で過ごす時間です。こちらの方が圧倒的に長いですから、むし歯も当然この期間で進行します。
虫歯予防の根幹はご家庭での日々の歯磨きです。
装置装着の回に歯磨き指導を行い、矯正治療に際してのブラッシングの注意事項、磨き方などの指導をさせていただきます。
もちろん治療が始まった際も毎回の来院で歯磨きチェック、磨き残しが残っている部分の記録を取ったり、その磨き方などもお教えしています。