裾野駅徒歩3分の矯正歯科専門医院です。キレイな歯並び・キチンとした噛み合わせのための矯正治療を行います。近隣の沼津市や長泉町からもどうぞ。
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FAQ
ここでは、矯正歯科治療の一般的なことに関してよくあるご質問をご紹介します。
矯正治療はいわゆる『自費診療』または『自由診療』などといって、治療を提供する医院がその費用を決める体系です。ですので、治療費用は公的健康保険適用外となり、医院ごと異なります。
ですが、矯正治療をお考えの方はまずは一度矯正歯科を受診した方が良いでしょう。
むし歯がある歯には原則としてブラケット装置を付けることが出来ません。歯のブラケット装置を付けるまさにその部分にむし歯がなくても(装置を付けるところから少し離れたところのむし歯でも)、治すことが必要です。
矯正治療を検討中ではあっても、すぐすぐ始めることをお考えでない方は、ご自分で歯科医院に行かれて先に治してしまわれるのもいいでしょう。
注意が必要なのは、矯正治療を始めることを近々検討している方の場合です。
例えば大きいむし歯を治した後は、奥歯なら金属の被せ、前歯ならセラミックの被せになることも多いでしょう。
ところで歯に付けるブラケット装置ですが、金属さらにはセラミックへの接着力は著しく低いです。ですので、それら被せの歯にブラケット装置をつけたとしても、歯(被せ)からの脱離が頻繁に起こってしまいます。
取れてしまった装置は、付け直す必要がありますから、その都度矯正歯科に来院しなければならなくなりますし、装置が外れてばかりのその歯には動かす力があまりかからないことになりますから、治療にも遅れが出ます。
ですので初診相談時、セラミックで修復されている歯がもともとある方には、
『セラミックの修復をいったんプラスチックの被せに戻すことが必要かもしれない』
旨をお伝えすることもあるくらいです。
いったんプラスチックの被せにしてしまうと元のセラミックの被せは再利用できません。となるとセラミックの被せは、矯正治療終了後に新しく作り直しです。また同じだけの費用がかかってしまいます。
このような実際的な内容を、当然ですが患者さんはご存じありません。実際に数か月前にセラミックで前歯を治した、という患者さんが初診相談に来られることも稀ではありません。
ですので矯正治療をすることがおよそ確定的であるならば、むし歯の治療前にまず矯正歯科を受診したほうがいいかもしれません。
そして矯正診断後に、むし歯のある場所、治し方、被せの種類などを指示した紹介状を矯正歯科医院からもらい、それをお持ちになってかかりつけ等の歯科医院にむし歯治療に行くのがベターでしょう。
親知らずがあるために出来る矯正治療の方法もあります。
例えば受け口の方。
受け口の方では前歯の噛み合わせが反対です。つまり上の前歯より前方に下の前歯が位置しています。単純に考えて下の前歯が上の前歯よりも後ろに後退すれば、受け口は治ります。下の前歯を後ろに後退させるには、後退できるためのスペースが必要です。そのスペースを中間の歯(小臼歯)の抜歯により獲得することがあります。比較的大きな距離、下の前歯を後退しなければいけない場合でも対応できる方法なので、よく採用される方法でもあります。
ところがこの方法、下の親知らずが左右存在していないと行うことができません。下の歯を2本減らしますから『減った分を補う』というわけではありませんが、下の親知らずがないと噛み合わせ上、上の一番奥の歯が噛む相手がいなくなってしまうのです。
もちろん下の親知らずがあっても、真横を向いていたりして噛むのに参加できなければ利用はできません。
しかし利用できるのに抜いてしまっては覆水盆に返らずということで、親知らずの抜歯を検討されている方で矯正治療も同時に検討している場合は、まず矯正の初診相談を受診してみてはいかがでしょう。
本格矯正治療(中学生以降)の場合
※歯の動きやすさや、症例の難易度などの個人差もありますので、上記期間は一般的な目安とお捉え下さい。
診療時間は、最初の装置装着の回などは90分ほどお時間いただくこともありますが、毎回の調整ではマルチブラケット治療45〜60分ほどとなります。
初診時にいただくことが多い質問です。治療を始める場合の初診相談からの流れを示します。
①初診相談 ➡︎ ②精密検査 ➡︎ ③診断 ➡︎ ④歯磨き指導 ➡︎ ⑤装置作成のための型取り ➡︎ ⑥装置セット
①➡︎②
相談後、次回検査のご予約を取って帰られる患者さまもいますが、もちろん相談内容を持ち帰りご家庭で検討される患者さまもいます。ですのでこの期間の長短は患者さまの側で決まることになります。
②➡︎③
ここでは、検査結果を分析し、治療計画を立案する時間として一週間お時間をいただいています。ですので、検査から最短で一週間後に診断のご予約を取得可能です。
③➡︎④
当院では治療を開始するすべての患者さまに、歯磨き指導の回を設けております。これは診断後いつでも予約いただけます。
④➡︎⑤
歯磨き指導の際に歯磨き状況が良いと判断されれば、装置装着の準備に差し掛かれます。この間の期間は特に設けていませんから、患者さまのご都合で次回予約を取得出来ます。
⑤➡︎⑥
ここからは使用する装置の種類により期間が異なります。
表のマルチブラケット装置・・・⑤の装置作成のための型取りが必要ないため、⑤が装置装着の回となります。
お口の中は過酷な環境です。装置に噛む力がかかったり、硬いもの、粘着性のある食べものが当たったり、運動をしている方であればお顔にものがぶつかるかもしれません。
そのため、治療期間中は矯正装置が外れたり、壊れたり、また痛みが出ることもございます。当院では矯正医が常勤しています。そのようなトラブルにも即座に対応いたします。
治療終了まで、安心してご来院ください。
これに関しましては、患者さまのご要望通りにはならないことも多々ございます。といいますのも、『抜歯』を伴う治療でないと患者さまのご要望を達成できない、あるいは抜歯をしないために元の状態よりも好ましくない状態になってしまう、ということもありうるからです。
例えば治療によって口元を退げたいというようなご要望がある場合です。治療前後の比較で、『口元がスッとしたな』という実感が得られるには多くの場合中間の歯の抜歯が必要になります。
抜歯・非抜歯については、患者さまが治療によって何を得たいかから始まり、当然凸凹の度合い、出っ歯さんの度合い、上あご下あごのバランスの度合い、上記スクリューを使用できる骨の厚さが十分か、など、その判断材料が多岐に渡ります。
患者さんの『歯を抜きたくない』というご希望を踏まえつつ、矯正治療もやはり医療行為であるという見地から、治療の可否あるいはメリットデメリットなどをお話させていただいています。